はじめに
今回紹介する食材は、ケトジェニック ダイエットの「マストアイテム」となっておりますMCTオイルについてです。
MCTオイルとは何者なのか? MCTオイルを摂取方法や注意点 購入方法などについて説明を行っていきます。
MCTオイルとは
MCTオイルは 日本語だと中鎖脂肪酸と呼ばれています。
英語だと、Medium Chain Triglycerides となり、
この頭文字からMCTオイルと呼んでいます。
そして、中鎖脂肪酸の「中鎖」とは、脂肪酸に含まれている炭素の数(長さ)を表しており、文字通りに中くらい(8コまたは10コ)という意味です。
中鎖脂肪酸以外には、短鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸があり、代表的なものとしては次の通りです。
中鎖脂肪酸:ココナッツオイル
短鎖脂肪酸 :バター
長鎖脂肪酸 :サラダ油
MCTオイルの特徴
ここではMCTオイルの特徴を3点あげます。
特徴その1:消化・吸収が早い
MCTオイルは他のオイルと比べて、肝臓にダイレクトに届くため代謝されるまでの時間が短い、つまりエネルギーとして利用されるまでの時間が短いとう特徴があります。
特徴その2: 脂肪として体内に蓄えられにくい
これは特徴その1に関係していますが、エネルギーとして利用されるまでの時間が短いため、脂肪として体内に蓄えられにくい性質があります。
特徴その3: ケトーシスへの移行をサポート
MCTオイルはケトン体への合成速度や合成量が高いことから、ケトーシス(ケトン体が血液中に増えた状態)を起こしやすくしてくれるという特徴があります。
以上の理由から、MCTオイルはケトジェニックダイエットでは欠かせない、マストアイテムとなっているわけです。
MCTオイルの注意点
さて、MCTオイルを摂取するときの注意点を2点説明していきます。
MCTオイルは特徴として「消化・吸収がよい」と説明しました。
これは裏を返して言うと実は「お腹が緩くなりやすい」ということでもあるのです。
そのため、1つ目の注意点は摂取量に関する注意です。
最初は大量に摂取しないで、少量(5g程度)から摂取を始めましょう。
そしてお腹が緩まない限りにおいて、徐々に摂取量を増やしていきましょう。
1回の摂取の上限は10~15gあたりにするのがいいと思います。
2つ目の注意点は加熱に関する注意です。
加熱調理用の油としてMCTオイルは使用しないでください。
加熱してしまうと中鎖脂肪酸としての働きが弱くなってしまいます。
ホットコーヒーに入れるなどは大丈夫ですが、炒め物や揚げ物などの調理として使用は避けましょう。
MCTオイルの摂取方法
通常の食事では、味噌汁やサラダなどに振りかけて摂取するのがお勧めです。
それ以外だと、コーヒーやプロテインドリンクなどに混ぜて摂取するのがいいでしょう。
摂取量は注意点でも書きましたが、最初は1回5g程度から開始して1日合計で30g、なれるにつれて徐々に1回の量を増やしていき、1日の摂取量を増やしていきます。
最終的には、1回10gで1日50~80gを目安(1日の摂取カロリーにもよりますが)となるくらいがいいかと思います。
MCTオイルの購入方法
ではどこでMCTオイルを購入するかですが、最近ではスーパーでもMCTオイルを販売している店舗も見かけることがあります。
しかし今のところコスパはあまりよくないようです。
そのため、現時点ではネットからの購入がお勧めです。
iHerbやAmazonを利用するのがお勧めとなります。
まとめ
最後にポイントをまとめて終わりにします。
・MCTオイルは消化吸収がよく、早くエネルギーになるオイル
・ケトン体の合成が多く、ケトーシスを起こしやすくする
・MCTオイルの加熱は厳禁
・まずは少量(5g程度)から摂取をはじめる
・購入は ネットからがお勧め
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